うで組・北上市立黒沢尻東小学校“土曜日は親父と遊ぼう”



平成14年4月、新学習指導要領に基づく学校教育がスタートし、完全学校週5日制が実施されました。私達が子どもの頃は、家庭・地域にはそれぞれ教育力が確保され、公園等の遊びを通して子ども同士の縦社会にも自然にふれることができました。しかし近年、それらの子ども達を取り巻く環境は大きく変化し、難しい社会背景の中で成長して行かなければならない状況となって参りました。このシステムが変わった今こそ、学校・地域・家庭それぞれの力を各々高めながら相互関係を再構築する良い機会であると考えます。そこで、私達父親は「うで組み」の状態から一歩踏み出し、自分が提供できる能力や時間を結集し、それらを子ども達の為に活かしながら、親子共々成長して行く機会として「うで組」を設立し、10名程のスタッフ(教職員を含む)の参画と、平成14年度は1講座平均26名の子ども達の参加を得ながら年間23講座(土曜日開催)を開催致しました。

この講座は、子ども達が自力で参加できるように学校施設を中心に活動を展開しようと企画致しました。その点を考えても、学校が毎週施設を積極的に開放して頂いていることは、この取り組みを安定的に展開できる大きな要因になっています。

また、子ども達の為に始めたこの取り組みでありましたが、新たな親父同士のネットワーク構築は、一人一人の父親にとって大きな財産となり、その後の様々な学校行事やPTA活動に参加しようという親父の意識改革にもつながり、予想外の成果を得ました。もしかすると、今は「親父達の居場所」になっているのかもしれません。

平成16年度は、文部科学省「子どもの居場所づくり」事業の委託を受けて年間34講座を開催し、これまでは予算の都合で企画できなかった内容の講座や宿泊型の講座も体験致しました。本年度の講座参加者は、平均33名と毎年増加傾向を示しています。このことは、事業自体が広く子ども達に浸透してきていることと、毎週変化に富んだ講座を企画できたことが参加者の増加に繋がっていると感じます。

子ども達は、講座に参加することにより、新しい自分の楽しみを見つける体験、自然にできる異学年交流体験、今まで出来なかった体験、集団生活で必要なルールの疑似体験としての場等多くの成果を得ることができました。

最後に、この取り組みは今後更に充実した活動を展開して参りたいと考えます。その為には、より多くの父親そして教職員の参画と地域の方々の協力が必要です。今後とも、関係各位のご理解とご協力を頂きながら、私達父親も楽しみながらこの取り組みを継続して行くことができれば幸いです。

「子ども達よ、親父と一緒に土曜日をもっと楽しもう!!」





l 活動の様子 l うで組って何? l
Copyright (C) UDEGUMI All Rights Reserved.